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zoom RSS 少年詩時評「少年詩と色彩」

<<   作成日時 : 2017/03/08 13:57   >>

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少年詩時評「少年詩と色彩」 
          佐藤重男
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いま、「三越左千夫少年詩賞の二十年」と題した論考をまとめているところですが、そのなかで、詩集『おひさまのパレット』(いとうゆうこ てらいんく 2006.10)を読み直してみて、作者が色彩感覚をとても大切にしていることに改めて注目しています。
本ブログでも、色彩については、以前、「少年詩・童謡のなかの色」というタイトルで、七回にわたり連載したことがありました。(2012.1〜3)
その時の論考を読み直してみたところ、論考の対象とした17冊の詩集で色が登場する回数の多い上位五冊のうち、詩集『おひさまのパレット』は、三位に入っていました。
(もっとも色の登場する回数が多い詩集は『原っぱの虹』、逆に、もっとも少ない詩集は『ぼくたちは なく』でした)

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前回の論考の中では、書き手=大人たちの色彩に対する関心度合いを調べてみたわけですが、では、詩集・童謡の読み手である子どもたちの色彩感覚はどうなっているのか、改めて調べてみました。
ネット検索したところ、三つの資料を目にすることができました。
・学研教育総合研究所 小学生白書Web版 小学生の好きな色・嫌いな色2015年調査
・日本色彩研究所「男女児童が好きな色」2014年調査から
・ビデオリサーチ「キャラクターとお子さまの日常生活についてのアンケート」2015年11-12月

この三つのうち、学研とビデオリサーチの調査結果は、ほぼ重なるのですが、どうしたわけか、日本色彩研究所のデータは、違った様相を見せていて、混乱させられてしまいました。
また、日本色彩研究所のデータは、男女児童全体のデータが示されていないので、ここでは、学研とビデオリサーチの、男女児童の全体のものについて紹介することにします。
見てみましょう。データには%も明示されているのですが、色と順位だけを引くことにします。左から順に好きな割合の多い色を並べてあります。

学研(小1〜小6男女)
青 水色 ピンク 赤 黒 緑 白 紫 オレンジ 金 黄 銀 黄緑 茶 その他

ビデオリサーチ(3〜12歳)
青 水色 ピンク 赤 緑 黄 紫 白 黒 橙

黄を除いては、11位以内に入ってる色は重なりますし、赤までは順位も同じです。
なお、どちらも「ピンク」が3位になっていますが、少し補足して置いたほうがいいかも知れません。
というのも、ビデオリサーチの調査によると、男児と女児では、好きな色について違いがみられるのですが、特にピンクについては極端な違いがみられるものとなっています。
3〜12歳の男女が対象になっているのですが、好きな色はピンクと答えた女児が64.6%に対して、男児は7.7%に過ぎません(そうです、女児の1位はピンクです、が学年が上がるに従い、ピンク好きは減り、10〜12歳では47.3%になります)。このデータは、2015年調査のものです。
そういう意味では、色彩への興味だけに限っての事かも知れませんが、子どもたちの関心の「多様化」も怪しいものですね。ただし、念のために付け加えておくと、実は、調査対象は「保護者」です。うちの子どもが好きな色は、という回答だということです。

 □
そうそう、参考までに紹介しておきますと、三越左千夫少年詩賞の15年に限ってのことですが、17の詩集にもっとも多く登場する色は、「白」でした。
現在、20年・25冊について調べていますが、最も多く登場する色は、果たして何でしょうか?

なお、興味を持たれて方は、それぞれの調査機関のホームページにアクセスしてみて下さい。
文中、誤字・脱字などないよう努めましたが、何かお気づきの点がありましたらお知らせください。

              ―この項 完―
2017.3.8


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